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小選挙区と関係の深い小泉純一郎。細川護煕。河野洋平。 [政治なう]

現在の衆議院の選挙制度は小選挙区比例代表並立制です。

成立は1994年 細川内閣です。
kakuryo79.jpg
出典:kantei.go.jp

第40回衆議院議員総選挙で自民党が過半数割れしたことから

非自民、非共産という旗印で連立を組んだ各党の政権です。


細川内閣成立の細かいことや初下野の自民など、

ドラマはたくさんありますが、それはまたの機会にします。


今回は小選挙区と「細川護煕 河野洋平 小泉純一郎」のお話です。


この小選挙区と「細川護煕 河野洋平 小泉純一郎」について、

先の日曜日(4/23)のTBSの朝の極左番組サンデーモーニング

コメンテーターの田中 秀征氏がおもしろいことを言っていました。

「小選挙区制を決めた張本人細川護煕首相、自民党総裁河野洋平氏は

この制度を成立させたことを、今は猛省している」とのこと・・・

当時、この制度に反対していたのが、

自民党内で変人と言われていた小泉純一郎氏・・・

「この制度は独裁政治を生む可能性のある危険な制度」

これが小泉純一郎氏の反対理由でした。


まあ、今の一強多弱の政治状況を独裁政治

呼ぶかは、いろいろ議論のあるところでしょうが、

このような政治状況を作り出したのは

現在の選挙制度によるところが

大きいことは間違いないです。


ただ、選挙制度と今の政治体制とは直結してる訳ではありません。


この制度のおかげで2009年の衆議院選挙で民主党が

安定過半数の308議席を確保して、

政権交代が実現した。


この時は実際、震えたねぇ。

本当にこんなことが起きるんだ・・・というのが

率直な感想でした。

このようなダイナミックな政治の転換が出来るのが、

小選挙区が最大のメリットです。


自民党に変わって、民主党は庶民の味方・・・

われら左翼の思いを反映してくれる・・・なんて当時は期待したものでした。

その期待はあっさり裏切られ

まあ、最低、最悪の体たらくぶり・・・(T_T)


「東日本大震災」という未曾有の大災害が起きたことも

民主党政権にとってはアンラッキーではありましたが、

ここを上手の乗り越えて行けていれば、

長期政権の可能性もあったかも・・・


有権者はこの民主党の体たらく

政権交代の危うさイコールにしてしまったんですよねぇ


民主党政権が破滅する党首討論については

かつて本サイトでも書いたことがあります。

バカ正直なドジョウと嘘つきのお腹痛い政治家のお話です。
                                                                                                  ■スポンサードリンク
_____________.jpg
出典:tkajimura.blogspot.jp

(興味があればバックナンバーを探してみてね)


下野した後の民主党の凋落ぶりも凄まじかったし、

まったく、反省検証もない、

多くの議員が離党したのちに出た言葉が、

「筋肉質の真の民主党になった」・・・ハァ(;_;)  

自分たちのしたことの結果を検証も反省もしない。

そりゃ、有権者もそっぽ向くわなぁ


このような約3年間の失敗に終わった政権交代が

より、現在の一強多弱の政治状況を作り出しています。


「今の政治には不満もあるが、受け皿がない。

他の政党、他の人よりはマシ」


これが多くの人の現在の政権に対する評価でしょう。

世論調査では支持は50%を超えていますが、

「積極的に支持する」という項目があれば、

この結果はどうなるか・・・???


ちょっと話があっちこっち行きましたが、

生みの親 細川護煕氏、河野洋平氏が猛省している

小選挙区制

変人と言われた小泉純一郎氏が反対した

小選挙区制


私は比例代表並立、という部分での不満はありますが、

概ね、この小選挙区制には賛成です。

どっち付かずで、ヌルヌルの中選挙区制より

よほど、ましです。


かつて経験したダイナミックな政権交代が出来るのは

この制度しかありません。

そのためには政権交代可能な野党を育てていくこと、

2大政党制を確立することです。

これが最大の目標であり、課題です。


それにはまだまだ時間がかかりそうです。

2大政党の一翼を担うはずの

野党第一党の民進党の酷いこと酷いこと・・・

笑うしかありません。(T_T)

この笑いについては、いつかまた・・・



最後にもう人生の2/3を生きたオッサンから

まだ、小さい子どものいる若いお父さん、お母さんへおせっかいな一言。


「今はすぐに政治が変わることは無いかもしれません。

ただ、我が子が大人になったときの社会を想像してみてください。

どんな社会になってほしいのか?

それを実現するのはどの政治家なのか?

ちょっと考えてほしいんです。


そして、その考えを現実のものとするのは、

選挙に行って、選んだ人に投票するしかないんです。


それは非常に地道な行動です。


でも、オッサン達は先の政権交代を体験しています。

「何も変わんねぇよ、誰がやっても同じだろ」

それが違うことは先の政権交代で証明されています。

ただ、悪い方に変わった、という最悪の結果ではありましたが・・・


今の自分達のためではなく、

愛おしい我が子のために、地味な種をまく・・・

そんな気持ちで今度の選挙に行って、

自分の考えを「投票」という形で表明してみてください。



非常に大きなお世話でおせっかいオッサンの独り言お願いでした。


タグ:民主党
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